似非批判家に対し思うこと(17:51改題)

ベンチマーク記事の批判を行う際に、その言葉尻だけをとらえて、全く本質を見据えていない、ということが往々にしておこなわれている。そういうものを見るのは非常に不快で、とても見苦しいものであると感じる。
言葉というものは自分が考えているよりも遙かに重みのあるものだという事をそういう輩は理解していないし、しようともしない。そういう輩を相手にしながら日々文章を考えているレビュワーのみなさまには本当に頭が下がる思いである。
ベンチマーク結果というのは数値データである。それ以上でもそれ以下でもない。だからレビュワーはその数値に対してコメントをつけるのであるが、まともなレビュワーならそのコメントには客観性を含めるようにしている筈だし、事実大半のレビューはそうなっているように個人的には思える。それはコメントと同時に発表されているデータを見れば明らかである。
しかし、世の中にはそのデータを見ようともせず、コメントの言葉尻を捕まえて「この結果はおかしい、提灯だ」と騒ぐ。
批判をするのは簡単だ。
しかし、批判をするからには、レビュワーがなぜそういう文章を書いたのか、そこを正しく読みとることは少なくとも怠ってはならない、もしそれが出来ないのなら、それを読みとれるだけの読解力、専門知識を身につけて欲しいものである。
この世の中には似非批評家が多すぎる。私も、そうならないよう日々気をつけたいと思う。