インテル、4GHz Pentiumの開発を断念 - CNET Japan

http://japan.cnet.com/news/tech/story/0,2000047674,20075171,00.htm

Intelが4GHzで動作するPentium 4プロセッサの開発を断念しようとしている。同社は来年投入するチップについて、動作スピードの高速化以外の方法を使って性能を引き上げるとしている。

ここ数年Intelを支えてきたNetBurstアーキテクチャはいよいよ終焉を迎えることになるようです。NetBurstは最大6GHzという高クロックでも動作させられるアーキテクチャとして設計されたわけですが…

  • Intel 90nmデバイスのアクティブ電流の多さ
  • 予想外の消費電流による発熱問題
  • 発熱に伴う、リーク電流の増加

Pentium 4の進化が止まってしまったのはこれらの相乗効果によるものであると思われます。MOSトランジスタというものは、温度が上がるとリーク電流が増えドライブ能力は低下します。また、消費電流が増加すると、内部での電源電圧降下も激しくなり、高速動作の妨げとなります。
Intelはこれらの悪循環を少しでも断ち切ろうと、電源電圧降下がしづらく、冷却も強化しやすいLGA775に強引に移行したのですが、焼け石に水だったようです。