ヴァナ史〜砂丘時代:戦闘編〜

FF11のサービスが始まった最初の頃は一般に砂丘時代と呼ばれています。サービス開始直後、プレイヤーの平均レベルは当然低いわけで、サポジョブ用のアイテムを集めるためにバルクルム砂丘、ブブリム半島にはたくさんの冒険者が集い、マウラ、セルビナは連日たくさんの人間でにぎわっていたので、このように呼ばれています。このころの主な仕様、情勢として、次のようなものが挙げられます…

  • とてとてがいなかった(表示上のみ)
  • 黒魔法にレジストがなかった
  • バインドが強かった
  • シーフの存在が謎だった(不意打ちにボーナスがない、格闘スキルがない等)
  • 挑発の威力は絶大だった
  • レベル補正がなかった
  • 連携の存在が知られていなかった
  • ケアルの威力が、「かけられる人間のVITに依存」という謎仕様だった
  • ケアルヘイトが非常に低かった
  • 赤魔道士のMPが少なかった(ナイトや暗黒騎士よりも!)

当時の戦略としては、みんなで囲んでぼこぼこ殴る、戦士が挑発、黒魔法で沈める、というようなものでした。バインドが強かったので、黒魔道士にジョブチェンジしてサポジョブを取る人も多かったです。連携は存在自体は知られていましたが、法則などぜんぜん解明されておらず、WSの後に魔法を打てばつながる、という都市伝説まで生まれたり…。有名なものとして、レタス>ケアルがありますね。
連携がほとんど使われなかった所為もあるのですが、物理アタッカーは非常に肩身が狭く、モンク、シーフを選んだ人は苦労したようです。特にこのころのシーフは、不意打ちにボーナスがなかったり、ギルスティールが機能しないどころか、敵がギルを落とさなくなったり、トレハンの威力が弱かったりと、「PTに入ったら何にもしなくてもいいから」と言われてしまう事も有るという非常に悲惨なジョブでした。
魔道士は黒白優勢、赤はMPが少なく、これといった特徴もないジョブで、選んだ人はそれなりに苦労する覚悟がいる、という今では考えられない扱いでした。ただ、当時は回復役がそれほど多かったわけでもないので、それなりに重宝されていたようです、が、砂丘時代終了後、マルチプレイヤーというジョブが成立しにくいMMO(FF11?)というゲームにおいて、その地位は徐々に低下していくことになります。
そんな状態だったヴァナディールですが、多数の人が砂丘を卒業し、砂丘時代は終焉を迎えます。最初の大型パッチが当たり、シーフの不意打ち強化、バインド弱体等の変更が行われたこのとき、多数の冒険者は夢を求めて、ジュノへ向かったのでした。

このころの人気ジョブ:戦、白、黒
このころの不人気ジョブ:シ、EXジョブ全般(もってる人がほとんどいなかった)