アフィリエイト雑感

http://d.hatena.ne.jp/hejihogu/20060528/p2
最近、2chのまとめ系ブログが相次いで閉鎖しているようです。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0606/01/news066.html
なんでも、まとめ系ブログについてるアフェリエイト(アマゾンのリンクとかGoogle AdSenseとかそんなの)が問題になっているそうな。
にちゃんねらーの論理としては、「漏れらが書いた2chのログをコピペしてるだけの香具師が儲かってるのはオカシイんじゃね?」という事のようです。
引用元では、特にアフェリエイトの額の大小が問題になっているようで、「アフェリエイトなんて実入りすくない」「いや、アキバblogみたいなところはめちゃくちゃ多いからそんな理屈はとおらない」などと不毛な議論が繰り広げられております。たしかに、個人サイトだった頃のkakaku.comアフェリエイトの額を聞いてめんたま飛び出るような金額だったのを覚えております。サイバーエージェントやらバリュークリック(←今をときめくライブドアマーケティングの前身)はkakaku.comの管理人さんに結構な額を支払ってたみたいですね。ちなみに同時期に両社のバナーを張っていた黄金時代の場合、両方併せて月2000円になるかならないかぐらいの収入でした。個人サイトで稼ごうと思うとかなり大変だなあということを思い出しましたよ。

個人的にはその辺はどうでも良くて、気になるのは、匿名掲示板の著作権の保持者は誰?という事で…

http://www.nikkeibp.co.jp/netbiz/lawyer/050425_lawyer2/

この手のもので一番有名どころといえばなんといっても電車男なわけで、その辺の法解釈を見てみると、

著作者は、通常、実名、変名、ペンネームなどで自己の創作した創作物を発表することも多いので、もし、変名やハンドルネームであっても、創作者が明確に特定できる場合は、その著作者を明確にすることも可能である。しかし、掲示板の中でも、Webサイトにおける匿名投稿は、もともと匿名を前提としたものであるので、個々の創作者を特定することは困難である。また、フリーメールアドレスが多く利用される現状では、IPアドレスを元に投稿者を探し出すことも、困難なことが多いことも事実である。したがって、掲示板の投稿原稿の著作者を特定することは、不可能ではないにしても、必ずしも容易なことではない。

著作権は立派に存在するようですが、個人が特定されないことには、権利を主張することは難しそうです。
ここで今回の祭りに話を戻すと、いま騒いでいる人たちが文句をいうのは特に問題はないと思うのです。しかし、文句を言う、というか、権利を主張する場合は、「私はこのスレのXXX番です(゚∀゚)!私の創作物を引用した対価を支払ってクダサイ」というような方式でやる必要があると思います。
書き込みが引用されてカネ稼ぎのネタにされるのがイヤなら、匿名掲示板に書き込むな、と思うのは僕だけでしょうか?
出典がはっきりしないものを引用して、けしからんと言われても、誰に謝ればいいのかわかんないですよねえ。