電力効率の向上にフォーカスするIntelの研究開発(PC Watch)

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/1109/kaigai133.htm
Intelはこれまで、新規プロセッサをリリースする際、パフォーマンスのみにフォーカスしていました。過去のIntelは、製造プロセスの立ち上げ時期から、まず最初にパフォーマンスありき、というようなデバイス開発を行っており、アーキテクチャもそれに見合ったものを採用する、という事を繰り返してきました、その集大成がNetBurstアーキテクチャだと思われます。
しかし、90nm世代にきて、とうとう破綻してしまいました。そんなIntelの、マルチコア以外のパフォーマンス向上へのアプローチがPARROTだそうです。
電力効率を上げるためにIntelが取った手法は…

  • キャッシュの積極利用
    • キャッシュを積極的に使うことにより、同時に動作するトランジスタの数を減らすことが可能です。また、キャッシュは、書き換えを行わない限り、電流をあまり消費しません。
  • ハードウェア的なコード変換を行い、回路の利用効率を上げる

と、65nm世代のIntelのCPUはおもしろそうなわけですが、90nm世代のCPUは今のところDothanPrescottなわけで、もうしばらくは苦しい状況が続きそうですね。