アトルガン考察

アトルガンが発売されて早8ヶ月、この追加ディスクでの開発側の意図がそろそろ見えてきた気がします。
アトルガンの評判ですが、かつての首都だったジュノに居たユーザーのほとんどはアルザビに移住、アサルトシャウトはかつてのENMシャウトの比ではなく、新規追加されたサルベージも連日大にぎわい(おもしろいよねあれ)と、おおむね好評の模様です。
そのような表の1面がクローズアップされることが多いアトルガンですが、この追加ディスクには別の貌が潜んでいるような気がしてなりません。
アトルガンの秘宝ディスクの別の貌とは、RMTとの決別です。
これまでも、スクウェアエニックスRMTに対する様々な対策を行ってきました。
たとえば、空NM、これは実装当時は、HNMと戦うためにはトリガーアイテムを用意すれば良く、地上HNMのような釣り合いが発生せず、また、ドロップ品もEx/Rareの物が多く、当時としては画期的な対策であったと思われます。しかしRMT業者も然る者、この対策として、戦闘代行サービスを始めてしまいました。ロット権販売というビジネスです。また、空NMの場合、どうしてもトリガーアイテムの受け渡しという作業が必要となり、従ってトリガーアイテムそのものが高値で販売されるという始末(秋石はその典型です)。
で、アトルガンですが、アトルガンで追加された、アイテムに絡む要素は以下の通り。

  • 皇国軍戦績BC
  • アサルト
  • サルベージ
  • アシュタリフ号BC

これらの追加要素の最大の特徴は、「何をするにも、個人についてくるポイントを使用する」という点に集約されると思います。(アシュタリフ号はそうでもないかも…)
個人で戦績を稼いでEx/Rareのアイテムにする、というのは、間に業者が介在する部分を非常に少なくできる、特にアサルトに関しては業者が入る余地は全くありません。
また、皇国軍戦績BCなどでは高級素材も得ることが可能で、これまでHNMからしかほぼ得られなかった素材が大量に市場に出回ることになり、結果、HNMを狩ることにより得られる素材の売却益が目減りしております。
今回追加されたサルベージはどうなるかはわからないですが、アサルトの戦績が必要で、無駄な人員を入れている余裕がなさそうな点を考えると、ロット権販売というやり方はあまり流行らないかもしれません。(こればっかりはわからないすが)
ジュノという4層式の大都市を捨てさせて、ユーザーを一気にアトルガンに移住させたのは、アトルガンにかける運営側のメッセージだと思っております。
今後、アトルガンの街の拡張(皇民街区?)により、その傾向はさらに強まって行くのではないかなと私は考えます。
願わくばその選択が正しい方向に行くことを強く期待したいところです。