2006年私的コミックランキング

今年、僕が読んだコミックの中で面白かったものランキングです。去年のテンプレをそのままコピペ…

1.ハチミツとクローバー 羽海野チカ
2.青い花 志村貴子
3.皇国の守護者 佐藤大輔 伊藤悠
4.エマ 森薫
5.それでも町は廻っている 石黒正数

今年は去年以上に新規開拓ができてない感がありありだったりしたんですが、その割にはタイトルそろってるナアというのが個人的な感じです。
1位のハチクロ、これは近年まれに見る大傑作です。
ハチクロって何というか、テーマがめちゃくちゃしっかりしてて、少女漫画にありがちな浮ついた感じが無い、非常に硬派な1本芯の通った漫画だと思います。
今年一番読み返した漫画じゃなかろうか。
2位は青い花。これまた非常に良くできた、志村貴子の集大成のような漫画です。1話の最後の「その一言は 10年の月日を かるくとびこえた」の下りを見て、ひさびさに背筋がぞぞっとしたのを覚えています。今後が見逃せない1作です。
3位は皇国の守護者。仮想戦記物ですが、非常にリアル。仮想的な要素にしても、遠隔通信できるけどすぐに疲れる導術兵とか、数が少なくあんまり飛べない翼竜とか、高い戦闘力を誇るけれど、馬が怖がるため同じ隊に組み込めず、砲や荷物の輸送が面倒な剣牙虎等、戦術的に重要な足枷を用意しており、それが物語に深みを与えています。また、演出面で非常に秀でており、ともすればややこしいだけの話なんですが、非常にスッキリとまとめていて、この手の作品にしては珍しく受け口は広いと思います。
4位にはエマ、メイド漫画(*´д`*) メイド喫茶が好きな人は読めばいいと思いますウソです。まあ、メイドなんですが、話としてはブリティッシュロマンス、身分の違いが障壁となる恋がメインテーマです。ものすごく丁寧に作られた漫画で、メイドはちょっと…ご主人様ートカ言うアレでしょ、という人でも問題なく読める良い漫画です。
5位はそれ町、これもメイドか(゚Д゚) これはメイド喫茶とか言ってますね…。でも、作者自身が「本当のメイド喫茶に行ったことがない」ということで、そういう話(どういう話?)はやっぱりありません。てかメイドカフェの中の人怒るかもかも。小田扉とかああいう系が好きな人にはたまらないと思います。