ニッポンIT業界絶望論(江島健太郎 / Kenn's Clairvoyance)

http://japan.cnet.com/blog/kenn/2007/11/09/entry_25001425/#blogtitle
僕自身は製造業という異なる業界で(どちらかというとユーザー側ですな)働く人間な訳ですが、この文章はちょっとグッと来る物があります。
SIerの方ならなおさらでしょう。
モチベーション無くして高度な仕事はできませんよねえ。
AmazonなんてSIの賜のような企業だと思うのですが、日本で果たしてあのような、システムレベルで販売から流通まで一括して運用する企業が果たして出てくるのでしょうか?
 
日本の製造業全般にも同じような閉塞感があるのも事実、その要因の一つとして、最近の風潮である株主第一主義があるような気がしてなりません。
どの企業も短期の利益を追うようになり、先のその先を見据えた仕事がドンドン「無駄な物」として扱われている現状はどうにかならないものか。
「日本は技術の国だ」と思っている人はまだまだ多いと思うのですが、そんなこと思ってるのは世界のなかで日本人だけ、なのかもしれません。
そう思いこませるようなマスコミや、勉強しない日本人にもその一因はあると思うわけですが。
最近の島耕作にはこの辺の生々しい話が良く出てきますね。(SIの話じゃなくてメーカーの国際競争力の方ね)