「JEITAはかたくなで敵対的」──録音録画補償金めぐり権利者団体が公開質問(ITMedia)

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0711/09/news115.html
「権利者」を称する方々の傲慢さはどうやったらとどめることができるのでしょうか?
コピー回数を制限するというJEITAに取っては大譲歩の決議に対していちいちいちゃもんをつけてるとしか思えないこの決定。
コピー回数に制限がかかるというトンでもなく利便性を阻害した機器に対してさらに補償金を取る必要があるのか僕には全く理解不能できません。(メディアの寿命って案外短いですよ)

 コピーワンス緩和案としてJEITAはEPN(Encryption Plus Non-assertion)の導入を主張してきたが、権利者側は「EPNは実質的にコピーフリーであり、私的複製の範囲を超える」として反対。最終的にダビング10で合意したが、「ひざ詰めで『じゃあ何枚までOKなのか』となった時に、JEITAは(EPNを主張して)折れてこない。消費者側と具体的な枚数まで出して話していたのに。それで今になって補償金制度はいらないと。僕らから見ると何を考えているのか分からないんですよ」(椎名氏)

 JASRACの菅沼端夫氏は、1992年に補償金制度が導入された際の経緯として「コピーできる機械を売ってもうけているメーカーには社会的責任があるのでは、という指摘を当時の経営者が理解して実現した」と説明。その後さらにデジタル化が進んで複製も容易になり、「そうした機器を販売して利益を得ているのだから、メーカーの社会的責任は大きくなっているのでは」と指摘した。

海外の話引き合いに出してますけど…海外にはそもそもコピー10なんていうとんでもない制限はないわけで。
それならEPNにして補償金にした方が良いんじゃないですか?
もしくは補償金無くしてコピー10にするか。
どっちにせよ、JEITAの態度がおかしい、と言っている人たちの頭の方が僕にはおかしく見えます。矛盾してますよねこれ。
 
そもそも私的録音録画補償金自体が、「権利者」の権利を保障できる物かどうかも怪しいですよね。
だってその機器かった人が果たしてどんな人のどんな音楽、どんな映像を保存するかなんてわからないわけで、わからないから一律お金を取っちゃえという考えはかなり意味不明です。
そのあたりをクリアにできる技術を考えた方がみんな幸せになれるんじゃないですかと言いたい。
なるだけ楽にお金を取れるところから取ろうという神経がもうアレですね。
こんな団体があるから日本のメーカーの海外での技術競争力が落ちて、日本で販売されるミュージックプレイヤーの5割は米国製で中のメモリは韓国製です、と言うような事態になっていると言うことを少しは理解してほしいものです。
 
このあたりに関しては、Wikipediaの(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%B8%E3%82%BF%E3%83%AB%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%AA%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%A4%E3%83%BC)この記事がわかりやすいと思います。ただ、携帯プレイヤーの場合、メーカーと権利者(レーベル)が同じグループだったりする会社もあったりするので少々ややこしい関係なわけですが。
 
ここまで書いて、ちょっと思ったんですが、例の小委員会、消費者団体代表として、家電量販店加えた方が良いんじゃないですかねぇ。かなり消費者視点で話をできる気がするのですが。特に私的録音録画補償金って、普通に考えたら製品の販売価格に直結するので。(何となく、補償金の分はメーカーがかぶる気がしなくもないですが)