2007年私的コミックランキング

今年、僕が読んだコミックの中で面白かったものランキングです。去年のテンプレをそのままコピペ…

1．シグルイ　山口貴由
2．リアル　井上雄彦
3．岳　石塚真一
4．水惑星年代記　大石まさる
5．デトロイト・メタル・シティ　若杉公徳
特別枠：夕凪の街 桜の国　こうの史代
毎年毎年ランク付けは時間かかるんですが、今年もしかり…。
今年の1位はシグルイ、山口貴由の漫画って、それまで蛮勇引力しか読んだことなくて、狙ってるのかまじめに書いてるのかわからない（俗に言うほーリーランド状態）ような漫画書く人かなと思ってたので、シグルイはちょっと衝撃でした。何というか描画の奇抜さに目がいきがちですが、ストーリー、演出ともに高いレベルでまとまっており、非常に読み応えのある話だと思います。描写の問題でだれにでもお勧め、と言うわけにはいきませんが…。
2位にはリアル、これ、いつ入れようかと毎年保留にしていた作品なんですが、7巻があまりに面白かったのでこのタイミングで入れてみました。「重いからよまない」という人結構居ると思うんですが、そんな理由でこの名作を読まないと言うのは非常にもったいない話だと思います。
3位は岳、近年あちこちでほめられてる山岳救助漫画です。こういう系の漫画にありがちな熱さ、という(いわゆる海猿的な)成分はほとんど無いのですが、その話からつむがれる情熱はどの作品よりも強い、非常に良質の作品だと思います。4位は水惑星年代記、近未来の宇宙物ってこのランキングでは毎年なんか入ってる気がするんですがたぶん気のせいだと思います！
5位はDMC、正直入れようかどうしようか迷ったんですが、4巻があまりに面白かったのでランクイン。今のギャグマンガ界隈って正直ちょっと停滞気味だと思うのですが、奇をてらわずにクラシカルなスタイルのギャグをつきつめるのは結構たいへんなことだと思います。ぜんぜん関係ないんですが、はてなのDMCの項が面白すぎるんですが！
今年は特別枠として、夕凪の街 桜の国を入れました。ランクに入れても良かったんですが、なにか違う気がして特別枠として取り上げることにしました。今年読んだ漫画の中で一番心にズトンと来ました。もうとりあえず読んでくれ、ただしすーごく重たいですよ、でもやっぱり読め、と言うのが僕の正直な感想です。