大原雄介のEmbedded Processor Forum 2004レポート - SSE3とV4バスを備えたVIA C5Jが登場(PC Watch)

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0519/epf01.htm
一般のPCユーザーからしたら、「VIA?CPUまだやってたんだ」的な反応になってしまうと思うのですが、組込用途ではそれなりに販売してきている模様です。
そんなVIAの新CPU、C5J、90nm Low-Kプロセス使用、SSE3、V4バス、動作周波数は1.5GHz〜2GHzと、組み込み用途としてはなかなかなスペックで製品を出してきそうな感じです。これ、うまくすればノートPCにも使えそうな感じですね。
90nmプロセスということで消費電力が気になるところですが…

我々の使っているプロセスは、IBMPowerPC 970シリーズと同じもので、問題はない。IBMには2つプロセスがあり、もう片方は問題があるようだが。それに、我々はVt(スレッショルド電圧)を高く設定している。我々の目的はあくまで低消費電力であって、高速動作ではないからだ。

だそうです。Vthを高めに設定しているようなので、パフォーマンスはあんまし良くないけど、消費電流的には有利と、そういうことですね。Prescottの場合、Netburst系のCPUの宿命ということで、Vthを低めに設定、リークは多少多くても高速に動作するトランジスタを採用して苦労しているわけですが、その辺の問題はなさそうな感じですね。