M-1 GP感想

今日のM-1 GP、スカイAで敗者復活から見てたんですが、敗者復活は低調というか、本戦に上がったらあわや、というような組はなかったように思います。会場の所為?でも去年の麒麟は敗者復活のほうが面白かった(本戦は田村がテンパリまくって突っ込みが異様に速かったw)ので、一概にそうとも言えないと思うんですが…。
個人的には、庵がヒットでした。これめちゃくちゃずるいと思うデスよ。漫才というものそのものをネタとしている点が非常にM-1向きだと思いました。
で、本戦ですが、敗者復活とは一転、今年はレベル高かったと思います。優勝したブラマヨ、ネタ的には昔からそんな変わらないというか、そのまんまなんですが、紳助が言っていた、「4分の使い方が上手い」と言ってたのが非常に的を得ているというか、自分たちの持ちネタの中から面白いところを上手く抽出して4分にまとめてたとおもいます。ネタそのものも、昔のモテねた一辺倒から脱却して、面白い部分をとことん追求するスタイルになっていて、ネタに深みがでていましたね。いつもより高めのテンションも今回はいい方向に出ていたと思います。すばらしい。
一方僅差でまたも破れた笑い飯ですが、去年ほどテレビ出てないのが幸いして、こなれたネタもってきてたとおもいます。決勝のネタはこれまでの笑い飯のネタの中でも異色で、最初から最後までハッピーバースデーの歌をまとめる、という、ネタの完成度という点では非常に優れていたと思うんですが、勢いで一歩及ばなかった感じでしょうか。
麒麟は、1回戦のネタが非常に切れてましたね、初出の時の衝撃のネタをようやく超えたような気がします。麒麟です、をおかしなタイミングでやってましたけど、東京ダイナマイトが敗者復活でやった、「麒麟です」を見てああいう形にかえたんでしょうか?
ほか、1回戦敗退組では南海キャンディーズがダメダメでしたが、まあそーなるでしょう。ネタという点では弱いというか、終始一貫したテーマみたいなもんがないのが南海キャンディーズしずちゃんのキャラに頼る点が変わらない限り、これ以上のものは出てこないと思います。チュートリアルチュートリアルらしい漫才でした。そういう観点からすると、ブラマヨとそう大きく変わらない気がするんですが、意外と差がついてしまいました。ネタのまとめ方でついた差かなあという気がします。